資料によれば、ここで国道と鉄道を渡ることになっているのだが、鉄道は昨日の農道もどきとは比較にならないほど厳重に封鎖されている。
う回路も見当たらないのでどうしたものかと思っていたら、脇に下に降りる道があった。（1１：25　南木曽町読書・十二兼駅北）

　　　
なんと用水路の上を通す通路が作られており、国道・鉄道の下をくぐることができるのであった。（11：26　南木曽町読書・十二兼駅北）

　　
そして、ダイブするように地下通路に潜り、地上に顔を上げると、こんな光景。
見直すと、神社の脇から見たのとほぼ同じ稜線。まあ、同じ方向を見れば、当然そうなるんだが。（11：27　南木曽町読書・十二兼駅北）

　　　　　  　　　　　
そのまま鉄道に沿って左に進むと、すぐに南木曽町消防団の施設に昔ながらの半鐘があった。
しかし、はしごが外されているらしく、これでは登れないし半鐘も打てない。（11：29　南木曽町読書・十二兼駅北）

　
道なりに十二兼駅まで来ると、ホームが道路からが少し高くなっており、改札口から木曽川を良い感じで見降ろすことができた。
そして、習慣のようにトイレ休憩。（11：38　南木曽町読書・十二兼駅西）
 
　　　　
駅を過ぎると右に分かれていく道がある。木曽川を渡る橋からの景色は「南寝覚」と呼ばれている。
ということで、少々寄り道。橋から上流を撮る。新緑のコントラストが美しい。（11：51　南木曽町読書・柿其橋）


さらに道なりに進んで、街道は国道に吸収される。（11：58　南木曽町読書・柿其入口交差点）

　　
しばらく、再び「山・線路・道・川・山」という景色が続く。緑色の濃淡と微妙な曲線を描く稜線のせいで、今にも山が（王蟲的に）動き出しそうだ。
などといいながら、美しいがあまり変わらない景色を前に、少しずつ歩みを進めるのだった。（12：11-18　南木曽町読書・与川発電所近く）

　　　　　　　　 　　　
ごくたまに、国道沿いに家がある。ここは金知屋の集落である。
ずっと歩道を歩いている身には、やすらぎの一瞬だったりする。（12：26　南木曽町読書・金知原バス停 北）

　　
国道の歩道から木曽川を見おろしていると、岩の上でクロサギ？が休んでいた。（12：31　南木曽町読書・金知原バス停南）

　
つごう30分ほど国道を歩いたところで、ようやく左に街道は国道から分かれる。（12：32　南木曽町読書・金知原バス 停南）

　　　　　
しばらく鉄道沿いに歩いたところで、中央本線をガードでくぐる。
足元には、馬頭観音がある。(12：38　南木曽町読書・金知原バス停から南）

　　　　
鉄道を越えてしばらく進むと家が急に増えてくる。三留野宿に入ったらしい。(12：45　南木曽町読書・南木曽小学校から北）

　
三留野宿脇本陣宮川家。案内板には「庄屋を務め、本陣の鮎沢家、問屋の勝野家などとともに、指導的役割 をに担った」とある。
今も、宮川家の方がお住まいのようだ。（12：49　南木曽町読書・南木曽小学校から北）

　
少し進んだところに、今は南木曽町森林組合の事務所となっているところが本陣である。川向こうの稜線が面白い。
駐車場の片隅に、この地が本陣であった事を思い起こさせるような枝垂梅が 残されている。 （12：50 　南木曽町読書・南木曽小学校北）

　　　　
そして、街道は道路わきに唐突に現れる階段を降りていく。（12：52　南木曽町読書・南木曽小学校北西）

　　　
こうした常夜燈があるのも街道らしくはある。後ろの祭壇には、豊川神社、秋葉大権現、津島神社が並んでいる。
（12：54　南木曽町読書・南木曽小学校北西）

　
そして、さっき降りた道に合流する。（12：55　南木曽町読書・南木曽小学校北西）

　
白い看板は南木曽小学校正面入り口で石段もあるのだが、その脇の低い擁壁の向こうが中山道であるらしい。
なつかしい緑の案内も貼りついていて、そのまま分かれていく道を進む。（12：57　南木曽町読書・南木曽小学校北西）

　　　　　　　
道なりに進んだ道が行きどまって右に向いたところが右の写真。正面に、木曽川越しの山が見える。
そこを左に曲がってすぐ分かれ道があるというのが左の写真。遠くに見えるのは、下流の山並みだ。
街道は左の道を奥に進むが、右に分かれて南木曽駅に向かう。今回は、ここで終了。（13：02　南木曽町読書・南木曽小学校北西）

駅に向かい、さっそく昼食兼打ち上げと思ったが、あわてて探した目には、駅前には適当な店が見当たらず、
ちょうど間にあった列車に乗り、中津川で途中下車して昼食となった。