横を船が通り過ぎる。どういう船かはわからない。


ブイのようなものを過ぎる。夕刻のやわらかい光が海面を照らす。

　
おもむろに、こちらに向かってくる船がある。
なんと、明石大橋開通まで明石と淡路を結ぶ幹線だった「たこフェリー」だ。

　
「たこフェリー」は、いい感じで後ろを通り過ぎていった。

　
そして、明石大橋を通過する。
東を向くと、それほど夕刻を感じさせないが、やはり往路とは異なる陰の深さがある。

 
往路にも撮った、真下の写真。

　  
振り返ると、ここまで光は沈んでいる。
太陽は、煙突の向こう側か。

　
二隻の漁船と交差した。漁船は、明石大橋の向こうに帰っていく。

 
もう少し大きな船も行過ぎる。
同じような写真ばかりと思うかもしれないが、これでもずいぶん絞っているのだ。

　
淡路側の明石大橋。船の機材の陰がある方が、風情があるようだ。


するするっと、何枚かの旗が揚がる。
船員に尋ねると、「よんとつ（第四突堤）に入港する」という意味だと教えてくれた。

　
神戸側を貨物船が通る。左の写真は、うっすら明石大橋が見える。
このあたりでは、船は港に向けて北に進路をとっているのか、光る海面が正面に見える。


ちょうどディナークルーズに出発する観光船とすれ違う。向こう側は、神戸の街だ。

　
往路にも見た造船所が、夕陽を受けて妙に感傷的になっている。

そして、往路と同じく神戸港第四突堤に入港した。
「まず寝たい」。そんな思いでポートライナーに乗り、三ノ宮駅で解散した。みんな無口だった。